クライアントインタビュー保険診断/保険の見直しを通して、リスクヘッジの捉え方が根本的に変化株式会社M.I.Partners 代表取締役/医療法人やまびこ会 ゼネラルマネージャー 平澤 研 氏― 日本経営主催の「医療法人成りセミナー」にご参加いただいた後、顧問のご契約となりました。元々、日本経営のことはご存知でしたか?平澤 氏:泉南市の「腎・循環器もはらクリニック」を開業する際、電子カルテ導入のためにメディプラザを訪れました。私が日本経営の名前を初めて知ったのはその時です。開業後しばらくしてから、今度は医療法人成りについてメインバンクに相談しました。すると、日本経営の「医療法人成りセミナー」を紹介してもらったというわけです。医療法人成りをしてからは、会計についてもお任せしています。医療現場のことをきちんと理解している会計事務所・税理士事務所にお願いしたいと思っていたので、非常に満足しています。― 今回は、日本経営グループのリスクマネジメント担当部署から、(1)法人の保険契約を一元管理可能な証券管理フォルダ、(2)法人の全保険証券をまとめて作成した一覧表-をお渡ししました。その際、保険契約の一部について分析レポートを提供し見直しをご提案させていただきました。平澤 氏:このときの提案には大変驚きました。保険料負担が100万円以上も安くなるという提案でしたから。当初はスッと理解できず、疑うわけではないのですが「本当にそんな契約が可能なのか」と。保険見直しの提案はそれ以前から何度かお声かけいただいていましたが、保険の種類も膨大だし保障内容も条件もまちまちなので、見直してもキリがない。節約できる額といっても僅かな額だというイメージしかありませんでした。でも、前田さん(株式会社日本経営リスクマネジメント)からの提案は、そういうレベルではなかった。― M.I.Partners様と医療法人やまびこ会様は協力関係にあるグループ会社です。それぞれ独立した企業ですが、グループ会社だからこそ包括的な保険提案が可能でした。平澤 氏:実は自分でも、保険契約については一覧表を作成して整理していました。M.I.Partnersで購入したものはM.I.Partners名義で保険加入して、医療法人やまびこ会で購入したものは、医療法人やまびこ会名義で保険加入して・・・と、二社に分けて契約していたのです。しかし、事業が拡大していくにつれて、経営者である私が一つひとつの保険を細かくチェックするのは限界がありました。いつの間にか、把握しきれないくらい大量になっていたのです。それが、前田さんの提案ではA4用紙一枚に集約されたのです。今までの大量の資料は何だったのか、もっと早くに相談していれば良かった。ご提案は驚くばかりでしたが、前田さんからの丁寧な説明により、なぜそうなるのか、保険の仕組みを理解することもできました。100万円以上安くなるという提案に驚いたのはもちろんのこと、管理する手間をどう削減するかについても、よく考えてくれました。経営者にとってはこれ以上ないくらいありがたいことです。とても満足しています。― 保険の専門家が整理・見直しをすることで、保険料コストも下がり、管理の手間も省けたということですね。平澤 氏:手間が省けた一方で、会計書類に関する日本経営のコンプライアンスはかなり厳しいとも感じました。例えば決算の時、預金通帳のコピーを渡します。野口さん(会計部門担当 日本経営ウィル税理士法人課長)からは、「残高証明も発行してください」と言われました。当然のことながら、通帳に記載されている額がそのまま残高なわけですよ。それでも証明書が必要だと言われます。こちらが疑われているのかと勘違いするくらい、きっちりしていると感じました。― ところで、事業の拡大とともに、何足ものわらじを履きこなすお立場になられていると思います。現在運営されている保育園の事業は、当初から計画されていたのでしょうか?平澤 氏:私たち夫婦は、かつて東京で働いていました。そろそろ子どもが欲しいねという話になったとき、共働きを続けるためには保育園が必要で、子どもが生まれる前から、保育園を探し始めました。ところが調べてみると、公立の保育園はもちろんのこと、認可外保育園でさえ入れるかどうかも危うい。それならばいっそのこと自分たちで保育園をつくろうか。そんな話にもなったのですが、当時、東京での保育園事業は全国的にもルールが厳しく、実現には至りませんでした。その後大阪で事業を始めることになりました。泉南市に腎・循環器もはらクリニックを開業。しばらくして子どもが生まれました。妻は子どもを産んでからも働き続け、私のほうも仕事が忙しく、一ヶ月に一回休みがあるかどうか。家の近くの保育園に子どもを預けて、なんとか共働きを続けていましたが、毎日が綱渡りの連続でした。大事な会議が始まる直前に、保育園から電話がかかってくる。「お熱が出ました。37.5℃です。お迎えにきてください」。職場のある泉南市から保育園まで1時間かかります。会議の予定をキャンセルして迎えに行く時の、周りに申し訳ない気持ち…。実際に自分自身がそのような状況に直面すると、共働きを続ける難しさに頭を抱えました。同時に、これは自分たちだけではない、社会全体の課題であると痛感したのです。― 平成28年度から企業主導型保育園制度がスタートしました。その制度を利用して、堀江やまびこ保育園が開設されたのですね。平澤 氏:保育園の開設は、自分の子供のためだけでなく、従業員のためでもありました。堀江やまびこ診療所を開院する前、従業員にお子さんができたことがわかったんです。産休があけてからも安心して働いてもらうために、保育園をつくることが現実となりました。堀江やまびこ診療所ではオーバーナイト透析や早朝透析、日曜透析を行っていますから、従業員の働き方に合わせた受け入れができるように考えました。自分たちにできることは何なのか 常に向き合っていくのが、経営者としての役目平澤 氏:私たちは、患者さん一人ひとりが、元気で自立した生活を送れるように支援していきたいと考えています。自立した生活を送るためには、「働きながら」ということがとても大切です。働きながら透析を続ける、働きながら子育てをする…働いて、社会から必要とされていると実感できた時、人は幸福を感じるのだと強く思います。患者さんの命と向き合い、医療を通じて社会を良くしていきたいという思いと、親として子供に向き合い、どんな子どもでも受け入れられる社会にしていきたいという思い。この二つの重なりが、M.I.Partnersと医療法人やまびこ会が実現してきたことです。この重なりをどうすれば大きくできるのか、日々考えを巡らせています。●株式会社M.I.Partners医療法人やまびこ会URL: http://yamabico.or.jp/(外部サイト)●腎・循環器もはらクリニック診療科目:内科・循環器内科・腎臓内科・人工透析内科大阪府泉南市信達大苗代 1123番地の22●堀江やまびこ診療所診療科目:腎臓内科・人工透析内科大阪市西区南堀江 3丁目 9-11 堀江家具新館ビル 1・2階●福岡ほばしらクリニック診療科目:一般内科・腎臓内科・糖尿病内科・人工透析内科福岡市東区名島1丁目28番22号●堀江やまびこ保育園・第2堀江やまびこ保育園URL: https://yamabico-hoiku.com/(外部サイト)